2009年08月04日

 August 04 Newsletter: 理事長便り パンゲア理事長 森

みなさん、こんにちは。

このお便りはマレーシアからです。昨日(7月25日)、ここマレーシアと京 都をつないだWebcamアクティビティを実施しました。合計41名のこども達 が参加し、マレーシアでは初となる今回のアクティビティに見学者・参加者・ スタッフもいつの間にか大興奮の渦となりました。


インターネットを使って言葉や文化や距離の壁を越えることを目的に活動 を続けていますが、それを目の当たりにできるWebcamアクティビティは初め て見る人には圧巻で、ある人は鳥肌がたったと語られたこともあります。マ レーシアのチームはイスラム教徒のマレー人、中華系のマレーシア人、ヒン ドゥ系とこの拠点自体が多文化であり、赤・青・緑・黄のチームはみんな混 合となり、バンダナの色で共に考え、日本の同じ色のチームが何を考えるか を想像し答えを導き出すということで、楽しみながら相手の立場に自分を置 いて考えることを促すメニューを準備しました。

マッチゲームの青というテーマでは、なんとUNIMAS(マレーシアのサラワ ク大学)の2チームの答えが「ドラえもん」!とても上手なドラえもんで、 きっとこれには日本のこども達もびっくりしていたのでは?また今回は新メ ニューでこども達が言語グリッドのPlaygroundを使用し、「なぞれん」とい う言葉の連想ゲームを実施。
(※言語グリッドプロジェクト)

こちらでは中華系のこども達が英語がわかりにくいようなのですが、グリッ ドのおかげで中国語でも翻訳されるので助かりました。また最後にフリーの 質問タイムをもうけたのですが、京都から「学校ってどんな?」という授業 とか昼ごはんとかどうなっているのかという質問がありました。マレーシア は学校が2部制で朝早くから昼までのこども達と午後12時30分から夕方 6時過ぎまでの子がいるとの答えにもまた驚きの声が。「じゃあ昼ごはんは ?」という問いに、昼食べてからいくからありませんということでした。そ れぞれの違いもあればまたドラえもんというような共通項もあり、互いにと ても身近に感じた1時間半でした。

マレーシアのこども達が日本に私達が帰るときにメッセージ持って帰って ということでたくさんのカードを頂きました。それぞれにこどもが書いたメ ッセージは「あえてほんとうに楽しかった」「日本大好き!」「また会いた い」と言葉と絵の手書きメッセージ。京都に持って帰ってみんなに見せます ね。Webにつなぐ前に日本語レッスンするのですが、あっというまにきれい な日本語の発音で「いいねー」(高崎用語。。)「好き!大好き」「せいか ーい」と答えるこども達。がんばります。の一言をマレー語で言うのに少な くとも30回は練習しないといえなかった私と大違いです。「かわいい!」 とこども達の声に「ここでかわいいのは?」という無理やりの問いかけに「 ゆみ!」と言ってもらえ疲れは吹き飛びましたが、みんな本当に優しいんだ なー(おばさんいたわって。。とは高崎のサイレントボイス)。

来年1月にはいよいよバリオ立ち上げに動くことになりました。 では!

今月のパンゲアリングは、京都でアクティビティに参加しているRくんの お母さんからのメッセージです。3年間参加しているRくんは、パソコンで アニメを作るのが大好きで、京都で一番のアニメ創作マスターです。最近 では新規参加者やファシリテーターも創作方法を教えてもらっています。


森由美子

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター