2013年04月02日

 パンゲアニュースレター2013年4月号

みなさんこんにちは

こんにちは。ニュースレター担当のゆうきです。
つい最近まで寒かったと思えば急に暖かくなりましたね。
ここ京都周辺では桜も満開になって、お花見などで賑わっています。

ところで春は別れの季節でもありますが,これからは出会いの季節ということで、入社式や入学式などが始まりますね。
3月は京大村今学期最後の活動として、今まで皆一丸となって試行錯誤して作ってきたトランプがついに子供たちやファシリテータのみなさんに配られました。
その風景や各拠点の写真もお見せしたいと思います。
そして新たな出会いとして、新学期の活動が始まった韓国拠点では新たにファシリテータ13名と技術スタッフ3名が加わりました。
こうして仲間が増えていくのは非常にうれしいことです。



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目次
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+パンゲアリング~リンさんからのコメント~
+京大村活動報告
+その他のお知らせ

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パンゲアリング~リンさんからのコメント~
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久々となるパンゲアリング、今回はベトナムにおいて子供達を介した農業支援、YMCDietプロジェクトを実施しているベトナム農業農村開発省にお勤めのリンさんから力強いコメントをいただきました。以下、ご覧ください。
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「パンゲアリング:ヴ ズイ リン - ベトナムでのYMC Vietプロジェクトの技術コーディネーターの思い」

みなさん、こんにちは。私は農業農村開発省(MARD)の統計情報センター(CIS)で情報技術を担当しているリンです。
今日はNPOパンゲアについて書くことができて大変うれしく思っています。私は日本についてはよく知っていましたが、パンゲアについては、今から3年前の2010年に、私の同僚のホアの勧めでベトナムでのYMCVietというプロジェクトでユミとトシに会った時に初めて知りました。その時、ユミとトシからパンゲアについて紹介してもらい、ベトナムでのその使命と活動を知り、パンゲアが特に子供や世界全体について取り組んでいるということに私は大変感動しました。その後、ウエブページでパンゲアの活動と歴史についてより深く学びました。パンゲアが言葉や距離の障壁なしに人々がお互いに繋がることができるような活動をする機関だということが少しずつわかり始めました。

ベトナム側の技術コーディネーターとしてYMC Vietプロジェクトに参加した時のことについてお話します。YMCVietやYouth Mediated Communicationの活動は、私の街、ベトナム南部のヴィンロンのチャアオン地区のティエンミーで展開されています。

読み書きのできない農民たちと、学校に通って読み書きのできる彼らの子供たちを通して、コミュニケーションをとる活動があります。その革新的なことは、言語障壁を超えて、日本人の農業の専門家とベトナムの農家の間のコミュニケーションを可能にする、多言語環境での言語グリッドの応用です。もう一つの活動は、温度と湿度等の気象データを収集し、稲の高さや穂の色を含む稲の成長について時間をかけて観測し記録するセンサーを利用し、適切な農業的なアドバイスをするための情報源として使うことです。

特に、パンゲアの技術のおかげで、現在のICT(情報通信技術)の制約と、日本語とベトナム語という言語の違いにもかかわらず、子供たちはパソコンや携帯電話を上手に使うことができるようになりました。技術コーディネーターとして、私は技術問題に係る全てのプロジェクトをコーディネートし、プロジェクトの過程で生じる大きな問題の解決に取り組んでいます。機器やYMCシステムや関連したその他のものを使う際の、技術スタッフ、農業専門家、ブリッジャーからの全ての提案や報告や質問を引き受けます。もしそれらが、対応可能な範囲を超えるようであれば、YMCViet管理委員会に報告します。私が想像していたよりも、この活動は役立ち、意味深く、魅力的でした。活動を通して、パンゲアが専門的にプロジェクトを準備し運営していくやり方を学ぶことができ、私の日々のオフィスでの仕事にも大変役立ちました。

プロジェクトの仕事での私の役割を終えた後、ユミやトシと接触する貴重な機会を得ました。彼らは、大変親切で社交的でした。2010年に、YMCViet プロジェクトを展開するための場所を探すための北部のバクザンへの出張の途中の様子から、彼らを部分的に知ることができます。子供の父親が農業部門長であり、私たちに対する連絡役をしてくれるというある家族を訪問した時のことです。この子供がユミとトシに会ったとき最初は、彼は人見知りでとても静かでした。これはまた、彼の性質でとても自然なことでした。ユミとトシは、生まれ持った才能や、多くのコミュニケーションの方法により、彼と簡単に仲良くなりました。彼は静かな子供から、少しずつ活動的で明るい性格の子供に大きく変わっていきました。これは彼の両親や私たちにとって驚くべきことでした。YMCVietプロジェクトは、以後、そこでは展開されていないですが、彼の家族がホアさんと私にハノイで会う時いつでもユミとトシを思い出します。私は時々彼らがハノイを訪れる時やインターネットを通して、彼らとコンタクトをよくとり続けていてラッキーだと感じます。

現在、そして将来的にも、私はいつもパンゲアの最新の任務や活動に携わり、ベトナムでの忠実なボランティアであろうと思います。パンゲアに関する全てのことは私の趣味です。今年は、このNPOが創立10周年であると聞いています。私は将来的に、パンゲアがより速く、高く継続していくことを望みます。個人的には、将来もパンゲアに貢献していきたいと考えています。

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今学期最後の京大村活動報告
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3月は今学期最後の活動ということで、子供たちにパンゲアトランプを配布しました。
今まで一生懸命作った甲斐があってみんな喜んでいました。
子供たちはもらうとすぐにトランプを取り出し、自分の作品を見つけてほかの子供たちと見せ合いをしていました。
また、各拠点の集合写真もございますので、合わせてご覧ください

<京大村の様子>
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.463391740398663.1073741825.130325790371928&type=1
<三重大村の様子>
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=463671990370638&set=a.141268505944323.33092.130325790371928&type=1

http://www.facebook.com/photo.php?fbid=463455223725648&set=a.141268505944323.33092.130325790371928&type=1

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その他のお知らせ
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新学期から東京の活動拠点が文京区本郷三丁目近くにある株式会社オネスト本社ビルに移りました!参加者にまだ空きがありますので、参加にご興味がありましたらパンゲアの本部事務局までご連絡ください。

投稿者 kyotohq | 3. ニュースレター | 固定リンク