2010年01月31日

 バリオ立ち上げ!

20100130_Bario.jpg待ちに待ったマレーシア第二拠点バリオ入りし、皆さんにパンゲアの説明と初回アクティビティを実施しました。
第一拠点のクチン市からミリへ飛行機で1時間ぐらいの距離を移動。そこから小さいプロペラ機に乗り込み1時間半弱内陸部へ飛びます。飛行機が小さいため、重量チェックが厳しく、なんと体重まで測られるという恐ろしいおまけ付き。。。山奥の高地に位置するバリオはアクセスが大変で近年まであまり外からの人の出入りもないジャングルの奥地です。ロングハウスと呼ばれる長ーい長屋のような建物に住むことで知られるこの高地の人々ですが、バリオに学校ができるまでこの高地の子ども達は教育が受けられなかったそうです。近隣、といっても一番遠い部族の子どもは片道15日(徒歩)かかる場所からきていて、もちろん通える距離ではないため、学校に寄宿しています。多くの子どもが寄宿しており、小学生や中学生といった年齢で親から離れて住んでいることを思えばきっとさびしいだろうなと思います。

学校の敷地内はジェネレータで電気が通っていますが、村のほかのエリアはまだ電気がないところがほとんどです。空港から雨でぬかるんだでこぼこ道をトラックに乗って30分弱。Toshiは座るところがないため、荷台に立ってバーを握り振り落とされないように移動。いつのまにかジーパンは泥だらけ。。しかし、パンゲアを立ち上げ前に行ったカンボジアの7時間に比べればましだと思ったし、ケニアのKisumuで外務大臣に連れられて走ったでこぼこの砂道より空気がおいしかったと思ったのは幸いです。
学校の先生の住む家のひとつを第一拠点のUNIMASのみんなとシェア。食事があんまりよくないからラーメンもってきたほうがいいよと言われていましたが、現地の人たちの食べる食事はとてもおいしく全く問題なし。唯一問題は風呂。風呂がないこと。シャワーがトイレの中にあること。お湯はないので水だけで、高地にあるので朝晩は結構冷え込み、水ではちょっと風邪ひきそうであるため、なんと4日シャワーなしだったのです。でも水のいらないシャンプーを持っていたのでこれでばっちりでした。

バリオの学校ですが、先生はとっても偉い存在です。子どもにとっては結構怖いかもしれない。パンゲアがそんなところでどう受け止められるのだろうと少し不安もありました。しかし研修プログラムでタコ紹介をして先生も子どもに戻り絵を描くうちにだんだん和やかな雰囲気に。そして今回の研修には村人も何人も参加してくれていて、部族のおばさんや3キロ先に住む絵の上手なおじさん、門番のおじさんまで!なかには大阪でタコ焼き売ってそうなおばさんまでいて楽しくなってきました。その雰囲気が翌日のアクティビティで見事実を結びました。

しかし問題がひとつ。英語で大丈夫といわれていたが、やはり英語が苦手とかわからない人もいたようで、私の英語をマレー語にファシが訳してくれていたのを見て、ついに言語グリッドToolboxの出番が!しかし前日のネット環境チェックではすごく遅くてパンゲアネットにもつながらずという状態であったのですが、もう一度つないでみようということになりました。立ち上がれジャイアントロボ!ではなくToolbox(年齢がばれた。。)ということで、なんと見事立ち上がり、マレー語に次々変換してくれました。それを見てみんな次やることが何かが分かりうまくまわったのです。パンゲアもToolboxも多くの人々の熱い想いがこめられ開発されています。それがこのジャングルの奥地で動いている。ICTにより、いろいろな子どもと今後交流していけることの興奮を子ども達の目の輝きから感じました。村を去る時、うれしそうに手を振ってくれた子ども達。あの笑顔を開発やこれまで実施に携わってくれたすべてのファシリテータにお届けしたいです。

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2010年01月18日

 京都インターナショナルスクールで活動開始!


本日、パンゲアに新しい活動拠点が立ち上がりました。 京都・堀川仲立売にある京都インターナショナルスクール(以下、KIS)です。
まずは、パンゲアに参加してニックネームを決めるところから。
ニックネームを決めるだけでもお互いが決め合い盛り上がっています。みんなとても明るい。
これまで京都大学のアクティビティに参加していた女の子Nちゃんが実はKISの生徒で、一番に来てくれました。みんなよりちょっとだけ先輩。少し誇らしげな姿が印象的でした。

KISでは、放課後のプログラムとして毎週1時間ずつアクティビティを実施していきます。
これまでのパンゲアではなかったスタイルで、創作時間が短い中でも集中して作品を作り上げていました。
このスタイルが確立できれば、ほかの学校現場にも普及できるモデルになりうると思っています。

また、先週末にはここでファシリテーター講習会も実施し、KISの先生にご受講いただきました。本日アクティビティに参加したことで講習プログラムが終了し、森からパンゲア公認ファシリテーターの認定証を進呈しました。

これまでにない活動スタイルで毎回参加が楽しみな拠点です。

パンゲア事務局長
はなぷうこと花田武和



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2010年01月13日

 うーふぃん手術成功!

京都の活動で最初京大病院のファシのボランティアから始まり、病院ではない活動にも積極的に参加してくれていたうーふぃんさん。すごいゲームをばりばり東京の第一線で作っていた経験もおもちなのですが、脳にやっかいな腫瘍ができる病気でこれまで5回の大手術を乗り越えながら活動に参加くれています。年明け手術を控えていた彼のところに、ちょうど東京へいってたので京都のみんなから手術がんばれの色紙を託され、お見舞いにいきました。パンゲアではうーふぃんと読んでいたので病室を書き控えていなかった私は受付の案内係の人に患者さまのお名前は?と聞かれ、「う。。うーふぃん。。」「は?外国の方ですか?」「あ、いえ、本名ちょっと今思い出せなくて、すみません。ちょっと確認してきます」というやりとりのあと無事色紙を渡しました。

ちょうど手術前日の検査だったのでMRS.うーふぃんがいらして、すっごいきれいな人でした。ちょっと時間かかるといわれたのでまたそのあと出直すということで夕方また出かけました。割と元気そうでいつものうーふぃん。うーふぃんは若いんだけどいろいろ病気の苦労などを経験しているからなんか悟ったような落ち着いたひとなのです。うちの母が先日頭をうって脳内出血して緊急手術となったため、脳外科になじみができていた私ですが、母は8度のがんの手術を乗り越え、本日などはまた一か月以上もグアムへいってる人。その母はがんではいつもおなかを切っていたのですが、彼女いわく「頭は筋肉少ないからおなかより楽やわー。おまけにおなか切ると(腸など)長い間食べられなくてすごくしんどいけど、頭はすぐに食事できるからほんといいわー」などと言ってた話をしました。こういうように何度も手術を乗り越える人は非常に前向きに生きています。やりたいこともいっぱいあって、それするまではと言いながら楽しんでいたり、それを達成する前にまた次のやりたいこともみつかってと、病気ではない人たちよりずいぶん充実した楽しい人生だと私は確信をもって言えます。母が私が10代のころから大病ばかりして何度も危なかったため、彼女の生き方は自分の人生観にも大きく影響を与えました。 そしてパンゲアをやりながら、やりたいことがあまりにもでかくすっごく時間と労力を食うこのどでかいベイビーですが、それを持つことが幸せなんだと思うのです。 うーふぃんの手術は成功。きっとまたパンゲアの現場に帰ってきてくれることと思います。 まってますねー。病床で携帯からメール打ちすぎ要注意ですぞ。

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2010年01月06日

 January 10 Newsletter: 理事長便り パンゲア理事長 森


新年明けましておめでとうございます。

ここのところとても寒い日が続く京都です。雪は降っていないのですが、底 冷えしてアパートに戻ると部屋が冷え切っており、電気代が怖いというのは あっても、去年購入したオイルヒーターをつけてしまう日々。去年のクリス マスは世間ではボーナスが減って緊縮ムードのようですが、ボーナスなど元 々ないパンゲアではあまり例年と差がないと喜んでいいのか悲しむべきなの か。しかし、9月決算のパンゲアでは創立以来初の小さいですが黒字決算で した。とはいえまだまだ苦しい状態は継続中ですが、監事の江間先生にもち ょっとだけほめてもらったりしました。


12月17日には理事会が実施されました。必殺事業仕分け人で顔が売れ始 めている永久さん、歴史ブームだがご本人は相変わらずアジアを転々とされ ている真田さん、農業系のプロジェクトでいろいろ手伝ってくださっている 岡野さん、監事の江間さんらが遠路京都に集結となりました。総会では言語 グリッドでパンゲアの多言語バックボーンを支えてくださっている石田さん も参加。それぞれ皆さま超多忙な中でしたが、エキスパート集団なので話は 尽きませんでした。もちろん議論も伯仲。特に今後のパンゲアの会員制度を どう進めるかでは様々なアドバイスを頂きました。

12月は今月からパンゲアプロジェクトが立ち上がる2か所の準備をしてい ました。京都インターナショナルスクールでは部活動としてパンゲアの活動 を1月中旬から始めます。そしてマレーシアのBario。どんな準備をして行っ たらいいものかと現地に行った人から情報収集していると、シャワーがない (もちろんお風呂もない)。お湯は沸かせばある(たぶん鍋で。。。)。蚊 はいるので蚊取り線香が絶対いる(電池式虫よけを二つぶらさげないと)。 寝袋はオプション(意味がようわからん!!)。蚊帳いるなら用意しておく (是非!!)。そしてもっとも恐ろしい情報は、その近くまで小さい飛行機 が飛んでいるらしいのですが、それに乗る前に荷物と体重を計量される!? (これを聞いてダイエットしているのですがいまさらもう間に合わん。)高 崎と二人の体重と荷物を合わせたら、もしかするとマレーシアの人4人分ぐ らいになるのではと言ったところ、高崎曰く、「5人分じゃね~。」Oh,NO! 以前石田先生にパンゲアは川口探検隊ですか?と言われた一言を思い出す。

これに備えてこれまでがんばってきたe-研修を本格稼働させます。私は子ど ものころから蛾と蝶がどうも苦手でこれは母がそうで、蛾や蝶がでるとすご い悲鳴をあげていたので怖いものだと刷り込みされてしまいました。うちの 弟もやはり苦手だそうです。だから今回そこがかなり不安で、「でかい蛾の 鱗粉がやばいよ」とUNIMASのGaryが言っていたので本当に怖いのです。でも Garyは機材運ぶのにすごい山や沼の道を歩き、ヒルがひっついていたと言っ ていたからそれよりはましですが。。。とにかく蚊もヒルも霜降りの日本人 の血は絶対おいしいので気を付けます。今月26日ごろから出かけます。

さて、今月のパンゲアリングは、先月までスウェーデンのカロリンスカ研究 所で研究をされていた、あんどぅーこと安藤康年さんです。安藤さんは、以 前このコーナーにご登場いただいていますが、日本を離れて気がついたこと を中心に再度ご執筆くださいました。

では皆さま、本年もパンゲアをよろしくお願いします。


森 由美子


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 January 10 Newsletter: パンゲアリング 安藤 康年さん

さて、今月のパンゲアリングは、先月までスウェーデンのカロリンスカ研究 所で研究をされていた、あんどぅーこと安藤康年さんです。安藤さんは、以 前このコーナーにご登場いただいていますが、日本を離れて気がついたこと を中心に再度ご執筆くださいました。



みなさん、こんにちは。

東京でボランティアしている、あんどぅーこと安藤康年です。今回はパンゲ アリングに2回目の登場となります。

私は現在、スウェーデンのカロリンスカ研究所という所に研究のために来て います。この研究所はノーベル生理医学賞の審査が行われるところで、非常 に研究が盛んなところです。私にとって、初めての長期海外滞在となってい るのですが、今回はこちらに来て感じたことを書きたいと思います。

スウェーデンに来るにあたって、日本からの直通便がないためオーストリア を経由してきました。オーストリアは行ったことがない国だったのですが、 パンゲアで交流をしている国のためか、初めからなんとなく「親近感」を持 つことができました。そのため、行く前から楽しみで空港に降り立った時も、 なんだかワクワクしていました。その時に感じたことなのですが、他の国の 人と知り合う時に、この「親近感」というものが大切だと思いました。パン ゲアの子ども達は、日頃パンゲアネットを通じて他の国々と交流しているの で、この「親近感」を持つことができていると思います。そして、相手を何 となく知っている、また身近に感じることこそが戦争をなくし世界平和をも たらすのだと感じました。

また、もう一つこちらに来て感じたことが絵文字の大切さです。皆さんは絵 文字と聞いて、子どもが使うものだと思っている方も多いと思います。(私 もそう思っていました。)しかし、こちらに来てそうではないことに気付き ました。スウェーデンは公用語がスウェーデン語で、駅やスーパーなどの表 示はすべてスウェーデン語です。(ただ、ほとんどの人が英語を話せます。) スウェーデン語のできない私にとってはまったく意味がわかりません。スー パーで冷凍食品を買おうとした時に、調理方法が知りたくて箱の裏を見たら、 電子レンジのような絵と数字の6というのがあり、「あっ、そうか電子レン ジで6分かぁー」と理解しました。箱には他に、人の形のような絵文字があ り、その人が一人なので一人暮らしに向いている冷凍食品なのかなと勝手に 理解したのですが、どうしても気になったので店の人に聞いてみました。そ したら、化学調味料をあまり使っていない健康を考えた冷凍食品という意味 だということがわかりました。「そんなの全然わからないよー。」と一人で 不満を言っていたのですが、ふとこの勘違いが薬だったら大変なことになる と思いました。

日本でも海外から来る人が増えていますし、絵文字だと読まなくても良いた めメッセージが強く伝わることもあります。絵文字について皆がもう少し考 え、我々の生活の中に絵文字がもっと増えて欲しいなと思いました。


安藤康年


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2010年01月01日

 新年のご挨拶

いつもパンゲアの活動を支えてくださっている皆様へ

あけましておめでとうございます。

昨年度はこれまでの活動拠点に加え、2月にマレーシアのサラワク大学での アクティビティが開始され、国内3箇所、海外4カ国で活動を行いました。 さらに小児病棟での活動も継続し延べ3,700人の子ども達がパンゲアに参加 しました。

年明け早々には京都インターナショナルスクールとマレーシアで2か所目の 活動の拠点が広がります。
新規拠点の開設に伴い、学校の放課後プログラムへの拡張や遠隔地での研修 プログラムの完成を目指し、開発を行ってまいります。

こども達がつながりを感じられる環境を構築するという変わらぬミッション を遂行するため、ボランティアやサポータ等これまでご協力くださっている 皆様と力を合わせて進んで参りたいと思っております。

今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

NPO法人パンゲア 理事長
森 由美子



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