2008年08月05日

 Aug 08 Newsletter: パンゲアリング 大森 美和さん

今月は、東京でファシリテーターとしてご参加いただいている 大森 美和さんです。



 こんにちは。大森美和と申します。

 私とパンゲアとの出会いは、衝撃的なものでした。  2年前の朝、NHKをつけていたら、『パンゲアの取り組み-韓国との同期 アクティビティ』という文字が目に飛び込んできたのです。「あ、これだ!」 思わず叫んでしまいました。
 自分でも大変驚いたのですが、私がやりたいと思っていた、世界のこども達 が繋がる仕組みが、まさに目の前で行われていたのです。

 私自身、中学1年生のとき、ペンパルで当時チェコスロバキアのこどもと知 り合いました。毎回手紙が届くことが待ち通しく、たまらなかったことを覚え ています。
 それから旅の先々で友達を作ることが嬉しくなり、習慣になりました。私が 実感してきたことは、異なる環境で暮らすこども同士が知り合い、互いに刺激 を受け、それがきっかけで夢が広がったということです。このような経験を多 くのこども達に伝え、実際に体験できる仕組みが出来たらいいな、そう思い続 けていました。ITの活用基盤が整備されてきた今日、ITを上手く活用すること で、かなり効率的に実現できるだろうと思っていました。

 『パンゲア』、夢中で検索し、すぐに問い合わせました。
 森さんの熱い思いを伺ったときは、大変感激し、是非パンゲアに関わってい きたいと強く思いました。パンゲアでは世界のこども達が言葉の壁を気にする ことなくコミュニケーションを図り、互いを理解することができるのです。絵 文字をはじめとする視覚的な表現方法、ITを上手く活用したアクティビティな ど、本当にすばらしい取り組みだと思います。

 現在、私はファシリテーターとしてパンゲアに参加させて頂いています。ア クティビティを通じて、初めて自分の考えに欠けていたものが何か、を知りま した。それは、『こどもの視点』でした。こどもが今何を思い、世界のこども 達と関わることをどう感じるのか、という一番大事なことでした。大人が幾ら 環境を整え促したところで、こどもの自発的な気持ちが無ければ、意味があり ません。
 パンゲアは、アクティビティを通じてこども達一人ひとりとじっくり向き合 い、こども達がお互いを知ろうとする気持ちをとても上手く引き出していると 思います。互いのことをもっと知りたい!という思いがあれば、こども達は言 葉が通じなくても、相手に伝えるためにはどうしたらいいかを自然と工夫して いるのです。

 アクティビティでのこども達との関わりは、新たな発見の連続です。こども の感性の豊かさ、こどもの成長の著しさ、周りを思いやる気持ちなど、教わる ことも多く、大変有意義なものになっています。また、屈託の無いこどもの笑 顔は、普段大人社会にいる私にとって何よりのビタミン剤になっています。

 今後もこの気持ちを大切にし、パンゲアと関わっていきたいと思っています。 そしていつか、世界中の国でパンゲアのネットワークが広がり、交流できる日 が来ることを楽しみにしています。

大森 美和

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター , 4. パンゲアリング