2007年05月07日

 May 07 Newsletter: 技術便り パンゲア副理事長 高崎

 今年の京都は新学期を満開の桜で迎えることが出来たみたいです。私も、4月上旬に京都で行われた未踏ソフトウェア開発合宿の兼ね 合いで来客があったこともあり、近場ですがゆっくり桜を見る時間が少しだけ取れたので良かったと思っています。ただ来年こそは、お寺 巡りで花見をしたいです。


 この4月は第2週からずっと海外へ行っていました。韓国・ソウルでパンゲアアクティビティを実施し、UAE・ドバイでストップオーバーし た後、ケニア・ナイロビへ。
 南半球のナイロビでは一応シーズンとしては秋でしたが、赤道が近いためか直射日光が突き刺さる感じ。以前訪れたときにもニュースレ ターに書いたと思いますが、相変わらず、なんか空が大きい、というかデッカイという感じ。この時期は雨季なので、そんなデッカイ空か ら、ほぼ毎日少しの時間だけ集中的にバケツをひっくり返したような土砂降りになって、停電したり、増水したりで、ハクナマタータ(スワ ヒリ語で"大丈夫!問題ない!!")な日々でした。パンゲアアクティビティを実施したり、ケニアのユネスコを訪問したり、以前からお世話 になっているラジオ局へ進捗報告したり、現地のインターネットプロバイダーと打合せをしたり、とにかく毎日が充実した日々でした。ま さにパンゲアは、ケニアでも文字通り、今年の抱負である猪突猛進。
 またケニアにいた時も、ウィーンのパンゲア拠点で技術リーダーをやっているKornelius君とWebcam会議をしたり、日本・韓国のボランテ ィアや開発スタッフの皆とSkypeやメール連絡をしたり、RFIDの件で米国の技術者と通信したり、という感じの日々で、どこにいてもネット さえあれば打合せや開発業務などの仕事がバリバリできるなぁ、と実感してました。

 ところで現在、いよいよボランティアスタッフ間のコミュニティサイト作りを始めています。今はプラットフォームを決定するところで 色んな既存のコミュニティサイト・システムを評価しているところです。国内外から非常に大きなラブコールがかかっているので、夏まで には完成させて、スタッフ間交流の場として作り上げたいと思います。
 また京都の技術ボランティアIssaさんがパンゲアアクティビティ用自動アジェンダ生成システムの開発を進めてくれていたり、東京の技 術ボランティアHitoshiさんがパンゲア専用写真編集ツールを開発してくださっているなど、その道の"プロ"の方々が、どんどん技術開発ボ ランティアとして参加してくれています。今後パンゲアコミュニティの世界展開とあわせて技術開発プロジェクトも大注目です!

高崎 俊之

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター