2007年05月07日

 May 07 Newsletter: アクティビティ便り パンゲア事務局:花田

 皆さんこんにちは。パンゲアの事務局長をしております花田です。私からは1年ぶりのニュースレターですが、今日はアクティビティと事務局の観点からお話させていただきます。

 新年度の4月のアクティビティは京都で2回、そして韓国、ケニア、オーストリアでそれぞれ1回ずつ行われました。私は京都の2回にFL(ファシリテーターリーダー)として参加しました。FLといっても2月からの新米FLで、スタッフの方はもちろん、こども達にも暖かく支えられ、時には(というよりいつも…)鋭いつっこみを受けながらも楽しく活動できています。


 おかげさまで4月から新たな参加者が増えました。中学3年生の女の子は、「みやこ子ども土曜塾」という以前パンゲアHPでもご紹介した京都の土曜や学校休業日の活動をサポートしてくださっている団体のホームページを見て自ら申し込みをしてきてくれました。また、もう1人の女の子は、小学2年生の昨秋に参加の希望をいただいたのですが、残念ながら参加年齢に満たず待っていただいていました。2人とも初めての参加で緊張もしていたと思うのですが、今年から高校生になる女の子がとても自然に優しく接してくれたので、すぐに緊張もほぐれていました。彼女はまた、アクティビティに参加して作品を作りながらも、写真の撮影や後片付けを手伝ってくれたりと今後ファシリテーターとしても活躍してくれることになりました。
 京都の拠点のこども達は、いろいろな場所から参加しています。学校・学年・性別をまったく気にすることなく、自然なつながりが拠点内で出来上がっています。6月には、初めて韓国との同期アクティビティを行います。他拠点との交流は初めてなのでみんな今から楽しみにしています。スタッフはその思いに応えられるようがんばって準備を進めています。

 話は変わりまして、昨年度助成をいただき1年間進めておりました日本郵政公社の「年賀寄附金配分事業」が3月で完了し、その報告を4月末に提出いたしました。この事業は、コミュニケーションに障害をもたれる方にパンゲアの絵文字・ピクトンをカードにして、それをご利用いただくことで少しでも力になれればと思い進めてきたプロジェクトです。元々パンゲアの報道を様々なメディアでご覧いただいた方からのお問合せがあり始めたもので、当時はそれだけの予算や人的リソースもなく断念しておりましたが、年賀寄附金配分事業に申請し受託され、ようやく実施でき、そして使いやすいピクトンのカードセットが完成しました。プロジェクトの締めくくりとして、ご協力いただいた方へカードセットを配布させていただきました。 このような機会を与えていただいた日本郵政公社、アンケートやモニターにご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

 パンゲアは今後も研究開発型NPOという姿勢のまま、世界のこども達をつなぐというミッションのもと進んでまいります。これからもご支援・ご声援のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

花田 武和

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター