2007年04月21日

 アラブ事情

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これを書いているのはナイロビですが、2日前ドバイを訪問し、そこでドバイの大学の教授(社会情報学)と私の高校の同級生とそれぞれ会うことができました。そこから見えてきたドバイというかアラブ事情を少し書きます。気温はすでに30度ははるかに超えるドバイ。すごい建造物が町のいたるところ見られます。形もユニーク。しかし土地はたくさんあるようなのに何故こんなに背が高いビルを建てるのか不思議だ。いたるところに建築中の高層ビル。私の高校の友人は某大手ゼネコンのドバイ所長というのも理解できる。友人もまた大学の教授も言ってたこと。「今は建物を建てるというところに莫大なお金がつぎ込まれている」 社会貢献という考えはまだ非常に限られた人々の中だけだということらしい。

アラブの人が7%いてその人らの年収は平均すると一億円以上じゃないかと。。あとは移民の人たち。フィリピン、インド、パキスタンから多くの出稼ぎの人がいる。それにしても暑い。でも今は過ごしやすい季節だそうで、そういえば前来たときは7月で48度!?というお風呂のお湯でもそんな熱いのに入ったら飛び上がる温度。実際、タクシーを拾うという(呼んでもらわないで)馬鹿な行動をとろうとしていたToshiと私は外で必死でタクシーを探していたが、あっという間に頭がくらくら。しかもそのとき湿気が100%近かった。。絶対車のボンネットで目玉焼きができるはず。 だから車はみんなちゃんとエアコンが効くいい車が多い。大学のキャンパスにもハマーやカイエンがあった。。トヨタの車がいっぱい走っていた。あら、いつの間にか旅起稿になっているがいいか。  大学の先生はまだここでは研究などに予算がなかなかつかないし、やっと研究できる場所ができた。ということらしい。彼はシリア生まれ。すごいかっこいい人。オーストラリアで研究生活を送っていたが、アラブに大学院ができるのでそこで働かないかといわれ、まだ整備されていない研究環境だが、そこに貢献できるならとドバイへ来たらしい。自分たちだけで研究というのも困難なので海外の大学と連携しながらやっていきたいと言っていた。こういうMissionを感じてしんどいことをしている人の目はとても澄んでいる。言語グリッドの話などもして結構盛り上がっていた。もちろんパンゲアの話も。ドバイでやることになればこの人や学生などがテックサイドを担ってくれそう。またFundを出してくれそうなところもあたってみようとまで言ってくださった。アラブの文字は韓国語よりもさらに難解に見えるが、あれが読めればなんか暗号解読みたいでかっこいいなどと思った。 同級生はドバイを拠点にしてエジプトや周辺国に営業をかけていて、なかなかおもしろい仕事をしているようだ。実はもう20数年会っていなかった。昔話に花が咲き、彼からの面白い話にToshiが目を輝かせていろいろ質問していた。ゴッチでした!

投稿者 yumi | 8. 一般