2008年10月05日

 幕をあける多文化共生の時代へ

先週、ソウルでどえらい風邪をひいてしまいました。だっていきなり28度の次の日の最低気温が6℃って。。熱がでて鼻水じゅるじゅるいわせながらも、肝の日にはなぜか熱も下がり、しゃべりまくれたのでした。そうこうしている間にウォール街では777ドルの株の下落、日本も1万1千円割れとアメリカが風邪をひいたらヨーロッパやアジアも大風邪に。。そしてメラミン問題。韓国は中国の隣なので乳製品には手を出さないようにと思っていたのですが、スナック菓子などからも韓国では検出されていてみんな怒ってました。ここでもやはりこの問題はあっという間に世界に広がっている。残念ながら悪いことばかりだったのですが、もうすでにグローバルであらゆるものが流通し、経済もつながっていることを改めて実感。(熱出しながら、株など持っていない自分はそれでもすごく下がっていくNYダウリアルタイムのWebニュースを見ていた)  こういう状況になると企業とかっていきなりCSRとか社会貢献カットするんじゃないんだろうかと心配にも。。(まあ、現在そこにほとんど頼ってはいないのでそんなに影響はないのですが、それでも今後展開していくのに影響はあるんだろうな。。)

今回の株下落で世界の人々が結構アメリカに怒っていると聞いた。ある種日本のバブルのときにあった下品なまでの金・金・金の浮かれた状況が弾けたのかどうかは専門家ではないのでわからないけれど、世界が一国(アメリカ最強)の体制から大きく変わりつつあることを熱に浮かされながら肌で感じた。アジア・ヨーロッパもある意味自分達でしっかり考え、動く時代がいやおうナシに到来の予感。 多文化共生って言うが安しだが、そのためには互いにある種のリスペクトを持ち、相手の立場に自分を置き換えるということをみんながある程度できないと難しい。これをこの5年間子供達とやってきてやっとみえてきた。そんなこと、大人にできるのかな。。。子供達にはできてるんですが。 今回の出張で韓国の新聞社で働く素晴らしい女性とお会いした。はきはきとしたナチュラルビューティで、体裁でものを話すのではなく、若いのにしっかり自分の考えていることも口にしてくれる人。ざっくばらんに互いに話せたが、会社との約束で留学させてもらえるんだと言っていた。彼女は中流階級といわれる家庭の人であったが、韓国では海外留学の経験を持つのは資産階級では当たり前になっていて、そんな中、自分の実力で自分を売り込み現在の職についているそうです。留学するなら日本に、いや京都においでよ。って思わずいってしまった。ああいう人が来るとみんなにも刺激になります。

投稿者 yumi | 8. 一般