2007年12月10日

 Dec 07 Newsletter: 理事長便り パンゲア理事長 森

 みなさん、こんにちは!

 「こんにちはー」「アンニョンハセヨー」「ハロウ」。 日韓独の3ヶ国語で 始まった先月24日の京都・ソウル・ウィーンの3都市をつないだ3拠点Webcam アクティビティ。8時間の時差・言葉の壁を越えてこども達の元気な声が響き ました。「名前いえるかな?」では、難しいソウルのこども達の名前をどんど んあてていくウィーンのこども達に、日韓のこども達から拍手があがります。 絵文字のフリップ「ジャイアントピクトン」もこれまでより一回り大きくなり、 それらを応援団が振って場を盛り上げてくれました。「マッチゲーム」では、 文化の違いでなかなかウィーンとアジア2国のマッチは出ないのでは。。 との 心配をよそに、

3ヶ国パーフェクトマッチが出たり、こども達の発想は結構近 いこともわかり大興奮。相手の言語での挨拶と自己紹介も、恥ずかしがり屋の こども達であってもちゃんとマイクの前で堂々と行い、相手が大きな声で自分 の名前を呼んでくれると満面の笑みがこぼれます。

 やっとここまで来れました。京都でこの開発のために多くのすばらしいボラ ンティアが土曜日を削り、リハーサルに参加してくれました。ソウルやウィー ンも時差のある中、Webcamを通しての会議に参加してくれました。そして一番 心配だったウィーン。そこにはイギリスとイタリアからパンゲアの元ファシリ テーターが駆けつけてくれていました。みんなで作ったこの日。その成功の裏 には、こんなことを可能にしてくれた言語グリッドという機械翻訳の仕組みや、 何度も繰り返し3ヶ国でテストをしてくれた、技術ボランティアの存在があり ました。まさにPeace Engineeringです。こども達はそんなことには気づかず、 楽しく興奮できたのです。

 「ウィーンのファシと一緒に飲んでみたいなぁ」という京都のファシリテー ターのShoくんのコメントが、 こども達だけではなく参加した人みんながつな がることができた証です。来年はヨーロッパ・アフリカで次々と拠点展開計画 があります。それに向けて弾みのついたすばらしい日でした。私のつたないド イツ語と韓国語の挨拶もなんとか通じたようでほっとしました。 それにしてもドイツ語むずかしーーー。でもこれを機会にちょっと勉強してみ ようかな。なんてね。

 今月のパンゲアリングは、同志社大学の大学院生で、いつも京都の技術リー ダーを務めてくださっている「かどっぺ」こと門脇恒平さんです。また技術ボ ランティアとしても、パンゲアネットの改良など、彼には本当にお世話になっ ています。

では!

森 由美子

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター