2007年04月11日

 Apr 07 Newsletter: 技術便り パンゲア副理事長 高崎

 寒かったり暖かかったり、気温差が結構激しかった3月が終わり、新年度の4月になりましたね。

 年度末の研究報告書作成などのペーパーワークがようやく無事に終わり、昨日は夕暮れ時に久しぶりに京都の街を散歩しました。


パンゲアの京都R&Dセンターと祇園の間に、高瀬川という小川が流れているのですが、この川沿いの桜が満開でした。柳の木とかも中に混じって生えていたり、川の流れる音がしてたりして、風流でいいところだなぁ、と実感しました。去年の4月に東京から京都に引っ越してきたときも桜が咲いていたのを思い出しました。京都に来て1年。月日が経つのはとても早く、本当にさまざまなことが、あっと言う間に過ぎ去ってきた感じです。

 さて、3月は大きな出来事として、日本の三重大学と韓国ソウルのミジセンターの間で、WEBカメラを使って一緒に遊ぶパンゲア同期アクティビティがありました。私はテクニカルリーダーとして、ソウル側での参加でした。新しい遊びを取り入れた今回のイベントだったのですが、ボランティアの技術スタッフが事前に何度も技術リハーサルを繰り返したことで、大きな混乱や事故もなく、楽しく遊ぶ場が提供できたと思います。関係者の皆様、本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

 今回の日韓同期アクティビティのように、これまで2拠点をつないだ同期イベントをやってきましたが、パンゲアでは今年度中に3拠点を同時にWEBカメラでつなぐ大きなイベントを予定しております。技術的には、3拠点の同期接続というのは、動画や音声のタイミングを合わせたりする仕組みが2拠点のときと大きく異なります。そこで3月末には、3拠点での同期イベントを想定したネットワークやシステムについての打合せを開きました。そこには京都大学の教授陣を初めとした、プロフェッショナルの方々にお忙しい中ご参加くださり、良いアドバイスやアイデアをいただくことができました。この4月から6月くらいにかけて、遊びコンテンツ担当の森と一緒に、3拠点だからこそ、より楽しく遊べるイベントのプラニングをしていきたいと思っております。

 ところで先週末に、パンゲア理事の真田さんと森と私の3人で、パンゲアの今後の展開について京都で打合せを持ちました。真田さんは国内外問わず、常に飛び回って最前線でご活躍されている大学の先生で、物腰がとても柔らかい中に、鋭い視点で物事を見てアドバイスをしてくださるパンゲアのスーパーブレインの1人です。今回も森と私との2時間の打合せのために、わざわざ東京から京都に来てくださり、的確なアドバイスを下さいました。私は、他のアドバイザーの方々にもいつもお世話になっておりまして、本当に有難いです。理念に共感してくださって惜しみなくご協力いただいているこれらの方々は、かけがいのない財産です。今後とも、皆様、宜しくお願いいたします。

高崎 俊之

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター