2005年11月

-INDEX-

・理事長便り
・副理事長 技術便り
・アクティビティ活動報告

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理事長便り パンゲア理事長:森
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 パンゲアは創立当初から、2005年11月20日『世界こどもの日』をひとつの区切りとして活動を続けてきました。いよいよ11月15日には、パンゲアグローバルキックオフの記者発表を、11月20日には記念イベントとして日韓同期アクティビティを開催します。

 そしてその準備に追われ、あっ!という間に10月は終わっていました。月の初めに何をしていたか思い出せないぐらい忙しい一ヶ月。イベントの会場探しでソウルへ出張に行ったのはずいぶん昔のことのように感じています。会場も無事確保でき、いつも通り実りの多い出張となりました。さらには音楽アクティビティの打ち合わせ、Viscuitの原田さんとの打ち合わせ、文科省の懇談会、日経ウーマンの取材、そして父の一周忌。。。本当にめまぐるしい月だったと思います。けれどなんといっても最もヘビーだったのは、とある助成金の申請のための論文書き。来期の予算や計画をきちんと立て、事業を運営していくのは会社もNPOも同じです。けれど多くのNPOがお金で苦労しています。今年の1月にわがまま理事長がパンゲアの中長期ビジョンとして、『ピース・エンジニアリングをする研究開発ラボになる!』 というものを掲げました。パンゲアの活動がいくらいいものであっても「社会貢献」というだけで個人や企業からの寄付は集められません。論文を書くのは大変な作業ですが、しかし「研究開発型」NPOである私たちはこうした形で地道に活動資金を獲得していくことも大切だと考えています。最近、第一線の研究者の方々もパンゲアに注目してくださり、おもしろいコラボレーションの可能性が見えてきています。「わくわくします。パンゲアには。」というのを今週は二人の研究者から聞きました。

 『わくわくすること。』たぶんそれがなければ事務局のみんなも高崎も私もここまでこれなかったと思います。わくわくする瞬間をしっかり焼きつけ、また日々の苦労をこなしていく。毎週のアクティビティ現場は、実はリフレッシュの場でもあります。あそこに行くと楽しくて、こども達が「あ!森さんだ!」って笑顔で迎えてくれると、その週どんなにしんどかったとしても吹っ飛んでしまいます。本当は家で論文じゃなくて、現場で子どもたちとパンゲアハウスを描いているのが自分には合っている、と思うのです。


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副理事長 技術便り パンゲア副理事長:高崎
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 パンゲア創立当初から一つの区切りとして目指していた2005年11月20日がいよいよ迫ってきました!
 最近、論文や助成金申請書などを書いていて、過去のファイルをドカっと見直すことがありました。そこでパンゲア創立当時にMITメディアラボで01年の冬頃に森と一緒に作っていたスケジュールの表がパソコンの奥底から出てきました。そのスケジュール表には、02年~04年には「第1フェーズ予算作成」とか「拠点を確保」とかいろいろ書いてあったのですが、05年には一行だけ「Hard days of work! (働きっぱなしの日々!)」と書いてあり、思わず「あ、当たってる。。。」と吹きだしてしまいました。
 それを見て「ゆっくりだけれども、多くの方々からの協力を得ながら、踏み止まることなく一歩一歩着実に進んでいて、これはとってもありがたいことで、スゴいことだな」と、しみじみ感じました。
 
 いよいよグローバルキックオフがスグそこです。
 11月15日には丸の内ビルで記者発表を行います。11月18日には韓国のIT関連の学会で発表を。そして11月20日に日韓アクティビティをメディア公開で開催します。
 プラットフォームをゼロから構想する段階を終え、これからは今までよりも、多くのこども達、世界のこども達にパンゲアの技術を使ってもらってもらうフェーズになってきます。

 今回は技術便りではなくなりましたが、決してしてネタ切れという訳ではありません(笑)。先月始めたばかりの絵文字改めピクトンアンケートはお蔭様で回答者数が早くものべ200名を超え、この秋から新しく加わった首都大学東京の大学院生で認知工学専攻の青嶋さんや国際基督教大学で言語学を専攻している山田さんらのデータ分析チームは、てんてこ舞いです。音楽アクティビティも修正版のデバイスが今週にも出来上がるところです。詳しくは11月15日の記者発表で、そして次号のこの紙面でお送りしますね。


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アクティビティ活動報告 アクティビティ担当:向井
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11月20日には、韓国の参加者と日本の参加者のハウスを、
パソコンの中で互いに見ることができます。

ハウスについているネームプレートを押すと、その人の声で名前が!
続けて押すとラップの音みたい。サンプルをみながら、
参加してくれている子どもたちは遊んでいました。

11月20日来られるかなぁ?と参加希望をきいてみると、
ほとんどの子が「ぜったい行きたい!」と手を上げてくれて。
うれしい。

インターネットを通じて、作品の交換、メッセージの交換をする
システムのイメージも明確に参加者に伝わり、それと共に、
私たち自身、今後も継続する活動がイメージしやすくなっています。

11月15日の記者発表を控え、
様々なことがらが、シンプルにそして、1歩1歩進むステップとして
まとまりつつあります。

約1年半アクティビティを共にしてくれた参加者、そして
ボランティアのみなさん、地域のみなさん、に感謝。
そして、これからも暖かく見守っていてください。

向井清二。

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詳細については、パンゲアのホームページhttp://www.pangaean.org/をご覧下さい。

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