2005年7月

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・理事長便り
・副理事長 技術便り
・アクティビティ活動報告

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理事長便り パンゲア理事長:森
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 今月は2度、韓国に出張してきました。8月に予定している、渋谷区と韓国ソウルのこどもたちをつないだパンゲア同期アクティビティ準備のためです。ソウルと東京をつないだ同期アクティビティを実行するに当たり、韓国の最大手の玩具会社・Sonokong社がソウル側の会場となる施設を提供して下さいます。ここのところ日韓の関係が少し心配なことになっている最中ではありますが、今年は日韓友好40周年。遊びを通じてこどもたちが元気につながることができれば、私達もきっとそこから学ぶことがあるような気がしています。

 韓国は初めての訪問だったのですが、パンゲア理事やアドバイザーの方々の強力なコネクションで滞在時間があっという間にアポで埋まりました。そして韓国の人たちもすぐにパンゲアに理解を示してくださり、改めてこのようなプロジェクトの必要性を認識する機会にもなりました。アカデミックな人から企業人まで皆さん日韓関係が良好であることを祈っていらっしゃいます。大人の世界がどうであれ、パンゲアはこども達の共通の遊び場を作っていくというのがミッションで、それ以上でもそれ以下でもありません。2度目の訪問では、現地3大紙のひとつである東亜日報の取材を受けました。7月上旬に韓国の紙面に私と高崎の写真が載る予定です。

 そして7月はパンゲアアフリカの拠点であるケニアとヨーロッパ諸国を回ってきます。ここ半年間は1度も海外に出ることなく過ごしたのですが、私にとってはそんな生活は実に9年ぶり。でも、そのおかげで現場のスタッフとしっかりタッグを組み、今年のアクティビティ準備をすることができました。そして日韓同期イベントを8月に控えたパンゲアのこの夏は、さらにみんなで汗する夏になりそうです。
皆さんにパンゲアの成果を見ていただけるよう、いまは少数精鋭で頑張っている事務局ですが、こらからもっともっと現場で人手が必要になってきます。11月20日のグローバルキックオフイベントを成功させるためにも、皆さんの協力が必要です。我こそは!と思う方、まずはお気軽に活動現場を覗きに来てくださいね。

森 由美子


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副理事長 技術便り パンゲア副理事長:高崎
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 皆さんこんにちは。
この6月は雨も少ないどんよりとした梅雨空でしたが、NPO法人パンゲアにとっては、3社の新規法人会員の獲得、8月の日韓同期アクティビティの下準備完了、毎週末のパンゲア・アクティビティ(渋谷区立小中学校、杉並区立の児童館)と、"少雨な梅雨にもマケズ"に前進した月でした。

 新規の法人会員は、株式会社イーラボ・エクスペリエンス様(以下、イーラボ社)、株式会社オーケイウェブ(以下、OKWeb社)、有限会社リヴィールラボラトリ様(以下、リヴィールラボ社)の3社です。

 イーラボ社は、三重県津市にある電子機器開発受注などをされているハードコアな技術系企業で、初期の頃から興味を持ってくださっていました。今回、イーラボ社の持っている環境系のセンサーネット・システムおよびインターネットによる環境データ共有Webサービスについてコラボレーションができる可能性が出てきたため、正式な会員となっていただきました。環境情報は世界共通の「体感できる」メディアであり、地域によって異なる個性あるデータです。こうした情報がつながりアクティビティに遊びとして組み込む方法論を模索しています。

 OKWeb社(現OKWave社)は、インターネット上でのQ&AコミュニティやFAQ(よくある質問)システムを提供・運営しているITベンチャー企業です。OKWeb社からは、そのシステムを無償提供していただけることになりました。まずはパンゲア内部での知識集約として、そしてゆくゆくはボランティアの方々や子ども達のためのコミュニティツールとして活用できる可能性に期待しています。

 そして、リヴィールラボ社はホビー用ロボット事業およびエデュテイメント事業などをやっている、精鋭集団によるスタートアップ企業です。実はこの会社のCOO(最高執行責任者)は、私の尊敬する友人:田中泰生氏で、先日文京区にあるオフィスにお邪魔してきました。とても若く元気いっぱいで個性がある非常に面白いメンバーが集まっている会社です。田中氏は以前から個人的に渋谷区アクティビティのボランティアなどにも参加してくれていました。その日のミーティングでは、リヴィールラボ社が製作するロボットのミドルウェアをパンゲア用にしていけないかという話を中心に、その他たくさんのアイデアをいただきました。
こうした法人会員のみなさとは、今後いろいろと技術的にもコンテンツ的にも面白いコラボレーションができそうなので、パンゲア開発チームもワクワクしています。

 ところでこの文章はソウルから東京へ向う機内で書いています。今回のソウル出張では、8月の日韓同期アクティビティでの韓国側の体制が決まりました。大学教授、企業の方、記者の方など今回お会いしたみなさんの篤い働きかけにより、話をとてもスムーズに進めることができき、現在ソウル市内の大学院で日本語教育を専攻されている方々が中心となって現場を取り仕切っていただくことになりました。私は7月下旬に技術リハと最終打合せのために再度ソウルに行きますが、韓国側にしっかりしたパートナーが確保できてとても心強いです。

 今年は学校ごとに異なる行事日程に臨機応変に対応することにしたため、ほぼ毎週パンゲアをやっています(去年は隔週でした)。回数が多くなる分、実施は大変ですが、子ども達からもらった意見を次回に反映させやすくもなっています。子ども達が使いやすいモノを作っていきたい開発チームとしては、嬉しい限りです。みなさんも「こんなのどう?」という技術的なアイデアがありましたら、お気軽に開発チームまでご意見下さい。一緒にパンゲアを楽しくしていきませんか?

高崎俊之


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アクティビティ活動報告 アクティビティ担当:向井
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梅雨の季節。
始めましての5月の後を過ぎ、本格的な研究のはじまり。

4つの遊びから好きなことを選んで遊ぶ。
いずれの場もゆるやかな暖かい場となっています。

○今月から提案しているのはチームでびすけっと。
 3人1組で作品をつくりあげることを提案しています。

 中学校の参加者のみなさんは、うまくチームで作品を
 作り上げ、ひとりでつくる喜びとは違う楽しみを
 持っていただけたよう。

 「1人でやるよりも楽しい」と感想をくれた子もいました。

 小学校ではチーム作業をうまくファシリテートできてなくて
 これからこれから。

 ひとりでじゃなく、チームで創る。
 パンゲアで大切にしていることの1つです。

○もうひとつの大きなテーマは、「パンゲアトランプ」
日韓同期アクティビティでソウルの子どもたちとのコラボレーション、です。
13枚のカードのナンバーごとに違うテーマを、
写真やイラストで表現しています。

マークごとに地域や国で担当することで、違いを楽しむ
トランプができあがるのです。

カメラをもって、校庭や近所を歩き、写真をとったり、
イラストを描いたり。

今月からは1つ踏み込んで、
違う文化の人へどのようにしたら伝わるのか、
というポイントに入っていきます。

自分の大好きを確認する大好きマップ
ユニバーサルなコメントを実現するためのコメントマーク

違いをとびこえ、愉しむための研究は一歩一歩進んでいます。

7月の実施は2日、9日、10日、16日、23日。
見学や、アクティビティボランティアは随時募集しています。
まだ、アクティビティを体験されていない方は是非!
気軽にお問い合わせください。

向井清二
nonbiri@panggaean.org


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詳細については、パンゲアのホームページhttp://www.pangaean.org/をご覧下さい。

このメールは、
*ホームページよりパンゲア活動協力会員にご登録いただいた方
*パンゲアアドバイザー、フェロー、ボランティアスタッフとして登録いただいた方
*またパンゲアの活動になんらかの形でご協力いただいている方で理事長・森と副理事長・高崎と名刺交換された方などにお送りしています。

配信解除・配信先変更されたい方は、以下のHPより、お願いします。
http://www.pangaean.org/common/newsletter/change.html

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