2005年6月

-INDEX-

・理事長便り
・副理事長 技術便り
・アクティビティ活動報告

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理事長便り パンゲア理事長:森
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 5月から、今年度のつながりアクティビティがスタートしました。今年は去年から引き続きの渋谷区4拠点に加え、こどもの居場所作りの一環として杉並区児童館・あんさんぶるでの活動が始まりました。パンゲア宝箱などの開発もいよいよ本格化してきましたし、アクティビティの現場には、326くんとの絵本プロジェクトがリンクしてきます。8月、11月には渋谷区と海外をつなぐ合同イベントも計画中。スタッフと共に着々と準備を進めていますが、それがひとつずつ形になっていくのを見るのは楽しいものです。もうすぐ皆様にもお見せできる機会も来るかと思います。

 海外との連携のため6月、7月は出張が重なります。7月には久しぶりのアフリカ。ナイロビにはビデオレターを送ってくれたり、辛抱強くパンゲアの到着を待ってくれている人たちがいます。彼らに会って、今後のプロジェクトの計画を説明します。またヨーロッパにも同じように待ってくれている人たちがいます。開発しながら進んでいくパンゲアは、時間もお金もかかるため、当初私が想定していたよりペースは遅い。けれど着実に前に進んでいることを日々感じています。多くの様々な分野で活動する専門家のみなさんの協力があってこそ、ここまで来れたのだと感謝しています。

 5月28日の渋谷アクティビティには、アメリカから来日中の世界的なオルガン奏者、ドン・ルイス氏が遊びに来てくださいました。次の日にコンサートを控えていらっしゃるにも関わらず、3時間ずっと子ども達と一緒にアクティビティを楽しんでいかれました。その後お食事を一緒にしましたが、ドンさんは渋谷を起点として大きなプロジェクトが動いていることにかなり興奮気味で「一緒になにかやりましょう。是非!」と言ってくださいました。彼の熱っぽい言葉に、疲れも吹っ飛んだ夜でした。

 まだ現場をごらんになったことがない方々。是非遊びに来てください。来られる前にはアクティビティマネージャの向井まで連絡を下さい。お待ちしています。

森 由美子


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副理事長 技術便り パンゲア副理事長:高崎
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 先月理事長からさわりだけご紹介しましたが、今月のつながりアクティビティから「ビスケット」というソフトを使い始めています。「ビスケット」はパソコンで誰でもカンタンにアニメーション絵本が作成できるソフトウェアです。パンゲアの活動に共感していただいた開発者の原田康徳氏のサポートのもと、「ビスケット」を用いたアクティビティ開発を行わせていただけることになりました。原田氏はNTT コミュニケーション科学基礎研究所の研究員で、私が助成を受けているIPA未踏ソフトウェア創造事業のプロジェクト・マネージャーの一人でもあります。

 研究開発型NPOのパンゲアとしては、このソフトを単にツールとして使わせていただくのではありません。ビスケットは完成度が非常に高いソフトですが、原田さんはより使いやすくするために現在も開発を進めていらっしゃいます。ですので、パンゲアからはビスケットの基本操作を子ども達に効果的に伝えるためのチュートリアル実施ノウハウ、子ども達の操作感の観察(ユーザビリティのチェック)、そして子ども達本人からの感想、などをレポートして原田氏にフィードバックしていきます。このような形でビスケット開発のお手伝いをさせていただき、さらにそのバージョンアップ版をパンゲアで使わせていただく、といったお互いに良い関係での開発・実施・評価のサイクルが実現できれば、と思っています。

(ビスケットHP:http://www.viscuit.com/)

 ところで私自身は5月下旬にIPA未踏ソフトウェア創造事業のシンポジウム発表のために上海交通大学に行ってきました。経済成長が著しい都市・上海には凄まじいパワーを感じました。同時に、会話で言葉は通じないけど、文字は通じる、という不思議な体験を通して、絵文字でのコミュニケーションへのヒントを沢山もらった気がします。

 次の出張は韓国。8月と11月の渋谷区合同イベントに向けて現地との調整を行ってきます。そのほか、ミュージシャンの鈴木慶一氏、デバイスアーティストのクワクボリョウタ氏とのコラボレーションによる音楽アクティビティ開発が具体化してきます。そしてRFIDタグのシステムのプロトタイプが出来上がり、技術の活動も盛りだくさんです!
それでは今期も引き続き宜しくお願いいたします。

高崎俊之


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アクティビティ活動報告 アクティビティ担当:向井
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今年もアクティビティが始まりました。

初めましての月、何人きてくれるかなぁ。
不安と期待が入り交じっていました。

小学校では、14名の学校、4名の学校
中学校では、7名の学校、5名の学校

児童館では8名

が参加してくれました。

タコ紹介から、始まり、ビスケットの練習をいっしょに。
それが5月の主な活動。ビスケットのおもしろさに
はまった子もいれば、それ以上にはまっている地域の方も。
(*^_^*)がひろがります。

しかしながら、手描きの楽しさはやっぱり大事。
ビスケットの練習につかれた子は、大好きマップへ、
お絵かきへと、デジタルとアナログのバランスの大切さ
を教えてもらった活動でもあったのです。

そんな中、1人の来客がありました。
どんちゃん。(ドン・ルイスさん。)
アフリカ系アメリカ人の世界的なミュージシャンの方が
渋谷区の中学校で、終日活動に参加してくれました。
タコ紹介から目を輝かせ、こどもたちの輪の中に入ってきました。
通訳を通しての対話だったけれど、
それ以上に彼の“人の輪の中に入っていく力”が
言葉の壁、国籍の壁、年齢の壁を越えていっしょに愉しむ時間
をつくってくれました。

今月のボランティアには、先月の説明会に来てくださった方の内6名が
その友達や、その後の希望をしていただいた方6名が、
新たに見学、そして継続的な参加をしてくださり、
もう。現場になじんでくれています。

まだ、アクティビティを体験されていない方、
是非いっしょに愉しみましょう。

6月からは“パンゲアトランプ”が新しいアクティビティとして登場。
8月の海外合同イベントに向け、ビスケット、大好きマップや絵文字とともに
子供たちは作品づくりにいそしんでいます。
実施は4日、12日、18日、25日。
ご連絡をお待ちしております。

向井清二
nonbiri@panggaean.org


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詳細については、パンゲアのホームページhttp://www.pangaean.org/をご覧下さい。

このメールは、
*ホームページよりパンゲア活動協力会員にご登録いただいた方
*パンゲアアドバイザー、フェロー、ボランティアスタッフとして登録いただいた方
*またパンゲアの活動になんらかの形でご協力いただいている方で理事長・森と副理事長・高崎と名刺交換された方などにお送りしています。

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