2005年3月

-INDEX-

・理事長便り
・副理事長 技術便り
・アクティビティ活動報告
・研究会報告

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理事長便り パンゲア理事長:森
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 皆様、ご無沙汰しています。今月よりパンゲアの活動を皆様にお伝えするために、Updateな情報をそれぞれ担当者がお届けすることになりました。よろしくお願いいたします。

 パンゲアアクティビティ@渋谷も昨年5月から回を重ね、ようやくスタッフも現場に慣れ、楽しく活動しています。多摩美の絵文字チームも最近は活動現場でファシリテータとしても参加してくれていて、子供たち自身が作る絵文字を見る機会もできてきました。パンゲアのファシリテータの多くは、フルタイムの仕事を持っていたり、もしくは大学へ通いながらの参加です。年明けから終日活動の土曜日が続いており、そのためにスタッフによっては朝の7時に乃木坂の事務所へ集まってくれています。そんなみんなの頑張りもあり、現場においてもずいぶん効率よくActivityが回せるようになってきました。また新しい企画も326くんと絵本アクティビティを進めており、4月から現場で試してみる予定です。また3月にはアフリカのパンゲアからビデオレターも届きます。そして渋谷区の学校同士の始めての顔合わせが予定されています。

 少しずつですが、前に進んでいます。これも現場の人たち、また影で支えてくれている経理のMさん、新しいネットワークを次々と紹介してくれているYKさん、多摩美の学生さんたち、アドバイザのTNさんらのおかげです。暴走新米理事長の私ですが、Trial & Errorを繰り返し、すこしずつ前に進もうと決意新たに今年も頑張ります。よろしくお願いします。

森 由美子


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副理事長 技術便り パンゲア副理事長:高崎
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 絵文字を使って言葉の壁を越え世界の子どもたちがコミュニケーションをする、そんなソフトウェアを開発しています。これを実現するには絵文字デザイン、データベース構築、ネットワークシステム構築などが必要となってきます。絵文字デザインは多摩美術大学のボランティア学生をはじめとし、現在では渋谷区小中学校の子どもたちも協力してくれています!

 しかし、こういった絵文字もコンピュータにうまく入れていかないと、絵文字数が増えたら使いたい絵文字が探せなかったり、参加国・言語が増えたら追加・修正が難しくなったりして使いにくいソフトウェアになってしまいます。良い絵文字辞書を構築するのは、絵文字をデジタルで利用する際の’キモ’となるので、そこで以前から「賢いデジタル絵文字辞書」を作るアイデアをまとめていて、段々と方針が見えてきました。
 そこで昨年末にIPA (独立行政法人: 情報処理推進機構)の「未踏ソフトウェア創造事業」にテーマ名“セマンティック・ラッパーとしての絵文字ナレッジベースXTM構築”として申請したところ採択されました!最新のComputer Scienceの知見とオーソドックスなソフトウェア技術を織り交ぜ、汎用的な「賢い」絵文字辞書を作るための技術仕様(決まり)や関連ソフトウェアを本年8月末までに創っていきます。本プロジェクトの進捗Webページを近々、公開する予定ですので追ってお知らせ致します。今度3月3日のパンゲア・サロンでは本内容をで発表させて頂く予定です。

 また技術評論社: Software Design誌3月号に技術ボランティア募集を掲載して頂きました。嬉しいことに参加希望者からの連絡があり、現在面接などを予定しているところです。

高崎俊之


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アクティビティ活動報告 アクティビティ担当:向井
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今月は事件から始まったのです。

12月から絵文字の単語づくり、冬休みの体験を絵文字文章で表現、
今月はダブリンからの作品に絵文字で感想を記すはずでした。
しかし、MLE(メディア・ラボ・ヨーロッパ)の閉鎖に伴って、
作品を創ってくれていた子ども達の集まるコンピュータクラブハウスも閉鎖・・・・
残念。

しかし、めげません。

来月には、今まで離れて活動していた2校が一緒に活動できることになったのです。
初めて直接出逢う友達に手渡す【オリジナルの名刺】を創りました。
子どもたちは初めて使うパソコンソフトも自然に使いこなし、個性あふれる名刺を完成させました。
ホント素敵な自己表現です。

今年度もあと1回。来月はやっと、【離れて一緒に活動していた友達】と出逢えます。
子ども達から、出席確認の電話の中で歓びの声をもらいました。

ありがとう。
みなさんの力でここまできました。
来月も、そしてこれからも、一緒に愉しみましょう。

せ~じ


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研究会報告 パンゲア理事:朝川
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 今月のパンゲア研究会の報告として、来る3月3日(木)に丸ビル7F・東京21Cクラブにて、パンゲア・サロンを開催する予定です。昨年から回を重ね、今回は5回目となりますが、これまで通りに二部構成となっており、第一部ではパンゲア・アクティビティ報告を、第二部では、MIT(マサチューセッツ工科大学)ライティング・人文学課程教授エドワード・バレット(Edward Barrett )氏を迎え、「テクノロジーを介した「つながり」について考える~MITの大学教育の現場から」をテーマにしたディスカッションを行う予定です。

詳細につきましては、下記の情報をご参照ください。

ご参加希望の方は、パンゲア事務局 info*pangaean.org(「*」を「@」に変えてください)まで、ご氏名、ご住所、ご所属、お電話番号、メールアドレスをお送りください。

■日時:2005年3月3日(木) 18:30~21:00
■会場:丸ビル7F・東京21Cクラブ

■プログラム:第一部/パンゲア・アクティビティ報告~渋谷区での活動報告
         第二部/「テクノロジーを介した「つながり」について考える~MITの大学教育の現場から」

■コーディネーター:篠原 稔和(ソシオメディア株式会社 代表取締役/パンゲアフェロー)
■ゲスト:エドワード・バレット(Edward Barrett )氏MIT(マサチューセッツ工科大学)ライティング・人文学課程教授
■内容: ・コンピュータやネットワークのテクノロジーを、社会的な知識の創造のため、人と人との「つながり」のために使うことについて考える時間


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詳細については、パンゲアのホームページhttp://www.pangaean.org/をご覧下さい。

このメールは、
*ホームページよりパンゲア活動協力会員にご登録いただいた方
*パンゲアアドバイザー、フェロー、ボランティアスタッフとして登録いただいた方
*またパンゲアの活動になんらかの形でご協力いただいている方で理事長・森と副理事長・高崎と名刺交換された方などにお送りしています。

配信解除・配信先変更されたい方は、以下のHPより、お願いします。
http://www.pangaean.org/common/newsletter/change.html

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 発行 :NPO法人パンゲア
     〒101-0047 東京都千代田区内神田2-14-3 TSビル4F
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