2016年06月07日

 パンゲアニュースレター6月号2016年

みなさま、こんにちは。東京オネスト村で活動している、のむのむです。
6月に入り、こちらでは雨が多くなってきたように感じますが、それに負けない記事を今月もお届けしたいと思います!
今月は子どもの頃三重大村でパンゲアに参加していて、現在京大村のファシリテーターをしている、あいからコメントをいただきました。子どもの頃のパンゲアでの経験が、どのように彼女の心に響いて、どうしてまた再びパンゲアの活動に協力してくれているのかが伝わる素敵な文章になっております。是非、注目してご覧ください。
また5月にオネスト村で今年度の初めてのアクティビティがありました。その様子もお伝えします!
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1.パンゲアリング ―上井佐妃―
2.東京オネスト村 アクティビティ報告
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1. パンゲアリング ―上井佐妃―
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はじめまして。
京大村でファシリテータをしているあいこと、上井佐妃(うえいさき)といいます。京大村で活動に参加し始めてから約半年が経ちました。

…といっても、私が初めてパンゲアを知ったのは半年前ではなく、約10年前のことです。実は三重大村で小学生の時にアクティビティに参加していましたが、中学で活動を辞めて以降関わることはありませんでした。
こんな私が長い間離れていたパンゲアという団体に再び興味を持ったきっかけはいくつかありますが、一番の決め手は友人の「昔は外国人のことがよくわからなくて怖かった」という話を聞いたことだと思います。そんな風に考えたことがなかった私はちょっとした衝撃を受けて、自分のことを振り返ってみると、親戚に外国人がいたり、それこそパンゲアで韓国の人やオーストリアの人たちとウェブカムを通じて交流したことがあったり、思っていたより自分が環境に恵まれていたことに気づきました。
ニュースやテレビ、普段の生活では韓国の人は「韓国人」で、ケニアの人は「ケニア人」です。でも、ウェブカムのあとは「絵が上手な○○ちゃん」や「声の大きな○○君」になる。自分が子供の時は意識していなかったけれど、これってすごく大きな差なんじゃないか、自分もこんな活動に関わりたい。そんなことを考えて、もう一度パンゲアに連絡してみることにしました。

そんな風に最初は見学のつもりで足を運んだアクティビティに今ではしっかり関わっているのですが、そんな中で1つだけ、今参加している子供たちを羨ましく思っていることがあります。それがKISSYです。まさか普段ウェブカムを通して話している人たちと直接会って話せるなんて!と最初に聞いたときは本当にびっくりしましたが、今は少しでも多くこのKISSYに関わっていきたいと考えています。
10年近く経って戻ってきたパンゲアは、アクティビティは変わらず活発で、同時に、KISSYのように進化している部分もあり、これからの活動もとっても楽しみです!

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2.東京オネスト村 アクティビティ報告
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オネスト村では5月21日に新年度の活動が始まりました!その様子を、私のむのむがお送りしたいと思います。

引き続き参加している子や初参加の子もいる中、今年度初のオネスト村では家づくりを行いました。
パンゲアネットでは4クリックで地球から自分の家へ飛ぶことができるのですが、今回はその「家」のページを作る活動をしました。自分でデザインし、書き、色を塗ったものを自分の家にすることができるので、みんなの興味をひくような個性のある家を目指してつくっていきます。
今年度では絵が上手で歴史の好きな男の子が、家をお城にデザインしていたのですが、それがとても素敵で、みんなその影響を受けて、「日本らしいって何?」「忍者屋敷ってどうかな?」「お化け屋敷って日本らしくない?」と今年度のオネスト村は非常に日本らしい家がたくさんできました。みんなでデザインを試行錯誤したので、ぜひたくさんの子に興味を持ってもらえると嬉しいです。

また休憩時間では、私が旅行で行ってきたベトナムの写真をみんなで見ていきました。
はじめ、子どもたちは「ベトナムはアジアにあるのは知っているけど、どんな国かは知らない」という様子でした。しかし、私が蛇を首に巻いた写真を見てみんな驚き、食べ物や町の写真を通して「食べ物がおいしそうで行ってみたい」と思ってくれたようです。
子もたちにとって知らない国から、興味がある国・知っている国に少しでも変化してくれていると嬉しいです。

さて、ここで今回初参加のファシリテーターの、むらたまからもコメントをいただいたので、載せたいと思います。

■ファシリテーター初参加、むらたま
大学に入り初めて参加したボランティアでした。今回参加した正直な感想を述べると、羨ましかったです。
自分でつくりあげた家を持つ、というだけでわくわくすることなのに、韓国・カンボジア・ケニアの人と(勿論日本の子たちとも)言語の壁をこえて交流できるなんて…。このシステムをさぞ当たり前かのように使いこなしていく子どもたちを目の当たりにして、恵まれているなぁと思いました。「沢山外国の友だちを作りたいんだ」と目を輝かせていた子も印象的でした。継続的に参加したら子どもたちの成長に気づけるだろうし、発見もあると思います。
最初は敬語ばかりでどこか距離を感じた子とも最後には親しくなれた気がします。
積極さが大切なのだと思いました。ありがとうございました。

今月は学校の運動会が重なり参加人数が少なかったのですが、次回は賑やかになりそうです!

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投稿者 kyotohq | 3. ニュースレター